解決事例

SOLUTION

2018.10.31更新

<事案>

相談者は30代の女性です。夫から離婚を求められたとしてご相談がありました。
結婚して3年,長男を出産して数ヶ月経った頃,相談者は夫が仕事で知り合った20代の女性と不貞関係にあることを知りました。相談者が夫に事実を確認すると,夫はまともに説明しないまま家を出てしまい,間もなくして夫の代理人弁護士から連絡がありました。
代理人弁護士からは,離婚の申入れとともに具体的な離婚条件の提示があり,それが妥当なものか判別がつかず,ひとりで小さなお子様を育てながら夫の代理人と交渉していくことに不安があったことから,ご依頼となりました。

 

 

<解決>
主な争点となったのは,養育費の金額,自宅不動産を含む財産分与,慰謝料の金額でした。
養育費については,夫が会社経営者であり収入認定が難しかったものの,夫が離婚を強く希望しているという事情もあり,相談者側の主張を夫が受け入れる形で決着しました。
財産分与については,主な財産である自宅不動産について夫が残ローンを全て支払った上で所有権を相談者に譲渡するという提案がありましたが,ローンの返済が二十数年に渡ること,夫の返済能力に疑問が全くないとも言えないことから,ローン返済が滞った際の手当てについても細かに取り決めをしました。
慰謝料については,長男妊娠中から交際を開始していたことから相談者にも譲れない点があったり,交際相手が妊娠しているために離婚を急いでいたということが後に判明したり,別居後間もなくSNSに交際相手と一緒に公の場での写真をアップロードしたりするなど,交渉中にも相談者の心情を著しく害する出来事が続き,金額を定めるまでには厳しい交渉が続きました。
有責配偶者からの離婚請求ということもあり,財産分与でも相談者に大分有利な条件になっていましたが,夫の一連の行動に相談者は納得がいかず,当初は考えていなかった交際相手への請求も希望されました。
これに対し夫からはそれを含んだ条件をすでに提示してきたとして,双方の主張額がなかなか埋まりませんでしたが,交際相手に代理人から連絡する直前に夫側から新しい提案があり,最終的にはより高い慰謝料で話し合いの決着がつきました。

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