<事案>
相談者は順調に結婚生活を送っていましたが,徐々に価値観の違いが見え始め,夫婦関係が悪化していったことをきっかけに妻が子供を連れて実家へ帰ってしまいました。
その後,妻と話し合いをしようと連絡をするも,妻の母から「結婚生活を継続する意思はない」「帰らせない」などと強く責められ,離婚を求められました。
相談者としては,日頃からこのように夫婦の問題について妻の母が口を出してくることが多く,妻が何らの意見も述べないことに不満を感じていました。
相談者としても離婚する意向を固めていましたが,このままだと妻とはまともに話し合えそうもないため,しっかりと取り決めを行いたいと思い,当事務所にご相談くださいました。

<解決>
ご依頼いただいた後,我々はさっそく妻へ書面を送りました。
双方ともに関係修復は不可能であるとの意見は一致していましたので,争点は面会交流や,財産分与の離婚条件のみとなりました。
妻側からは,面会交流の場所には妻の両親のどちらかが同伴するという希望が出されましたが,その条件は呑めないことを伝え,立ち合いは妻のみとすることを強く求めました。
また,財産分与については,婚姻期間がわずか数年であり,この間は支出の方が大きい状態であったことから,財産分与により分けるべき財産はないことも主張しました。
このほか,養育費については,年収に見合った適正額を支払う内容で提案しました。
その結果,いずれもこちらの提案通りの内容で離婚協議書を作成することができ,無事に離婚が成立しました。
ご相談いただいてからわずか1か月という短期間で解決することができ,依頼者にもご満足いただくことができました。

投稿者: ガーディアン法律事務所