<事案>
相談者は,夫の不貞が発覚し,相手方と二度と接触しないことを約束し,約束違反があった場合は直ちに離婚すること等を夫と合意して,関係修復へ向かっていました。
しかし,その合意成立後にも夫が不貞相手と会っていることが発覚しました。
ただ,相談者としては子供が生まれて間もなかったことから何とか再度修復しようと努めてきましたが,夫の態度は反省とは程遠く,耐えかねた相談者は家を出て別居を開始しました。
1年の別居期間を経て,関係修復は不可能であると判断した相談者は何度も離婚の話を切り出しましたが,夫は聞く耳を持たず話し合いは全く進みませんでした。
困り果てた相談者は,何とか離婚を成立させたいと当事務所にご相談くださいました。

<解決>
我々はさっそく夫へ連絡を取りましたが,書面にも電話にも応答がなく,数か月間一切連絡が取れない状態が続きました。
調べると,仕事も休職して親戚の家に逃げていたことが分かり,自宅に戻ったタイミングを突き止め,ようやく話し合いを始めることができました。
しかし,夫は相変わらず離婚に応じるつもりはないの一点張りで,話し合いでの解決は不可能であると判断し,すぐに調停を申立てました。
一刻も早く離婚を成立させたいという依頼者の気持ちをくみ,譲れない部分はしっかりと請求したうえで早期に離婚成立できるよう努めました。
夫からは,請求額に対しての減額要求や,離婚を回避しようと抵抗がありましたが,最終的には,こちらの希望どおり無事に離婚を成立させることができ,依頼者にも満足いただくことができました。

投稿者: ガーディアン法律事務所