〈事案〉

夫から性格の不一致を理由に離婚を切り出され、夫が家を出ていってしまいました。幼い子供がいたために、出来れば離婚を回避したい、離婚を避けられないのであれば有利な条件で離婚したいという希望でした。

 

〈解決〉
まず、夫が何に対して不満を持っているのか、という点を聞き出すことから交渉を始めました。妻に対して直接言えなかったことでも、代理人に対しては全て話してもらうことに成功しました。夫の抱く不満を把握できたことで、多少の誤解や行き違いがあったものの、夫婦としての問題点も浮き彫りになりました。妻としては、「やはり離婚はしたくない」という意向であったため、離婚することによるデメリットを夫に丁寧に伝え、改善点と改善策を話し合うようにしました。そうしたところ、夫も離婚を回避できるならばそうしたいと思いなおすようになり、夫婦の問題点、反省点、今後の約束を書面化することで関係を修復できました。
現在では、家族3人で仲良く暮らしています。

投稿者: ガーディアン法律事務所